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2017年 4月 12日 一歩先に踏み込む
調布校ブログをご覧の皆さんこんにちは。
担任助手の平井涼真です。
今回は「教科の対策法」について話したいと思います。
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受験の話をするとき、よく
「どんなやり方でやったんですか」とか
「どんな参考書がいいんですか」と聞かれることがあります。
勿論そのような視点も重要ですし、受験生としても気になるところでしょう。
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しかし、大学一年間を過ごしてみて思いました。
僕の周りには、ノウハウだけで勉強している人はいません。
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このブログを見て頂いている方には是非
ノウハウだけで終わらせない受験勉強について
少し考えて頂きたいと思います。
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国語や英語の教科に対して勉強をしている方
多くの人が基礎として単語や文法をやっていると思います。
勿論結構。とても重要なことです。
しかし、個人的に感じたことがあるのは
「基礎だけやっていれば成績が伸びてくれるだろう」
という甘えです。
勿論今の時期は基礎を完成させる期間です。手を抜くことは許されませんし、得策ではありません。
しかし、基礎の安住から抜け出せていない人、いませんか。
僕個人の考え方として
「基礎はいつまでも続くものであるが、
抜け出さなきゃならないもの」
という思いがあります。
これは「基礎学力」のことではなく
「基礎勉強」のことです。
いつまでも単語帳を手放さず、長文は怖くて問題に手がいかないとか
単語単語ずっと言っていて応用的なことから逃げているとか
それは今、自分の勉強している内容が自分にとって「優しい空間」であり
「優しい空間」に自分がいることに甘えているとは思いませんか?
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僕はよく、逆転合格であるとか、珍しいとか言われることがあるのですが、
これができたのは、薄っぺらい意味でない「上を目指す」ことをしていたからだと思っています。
この薄っぺらい意味でないというものの真意は
「覚悟があるか」どうかです。
上を目指すということは、自らを荒野に叩き込んでいるということです。
周りの人は「自分がいたい空間」にいて、満足している。
その中で自分だけが荒野で戦う覚悟を持つことが
「上を目指す」ことです。
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志望校を口にする際、この「覚悟」があるかどうかで、その人の勉強の捉え方がわかります。
口先だけでは何とも言えますが、気迫がなければ何も得られません。
特にそれは国語と英語の捉え方で分かります。
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僕が皆さんにオススメしたい2科目の勉強の仕方は
これら2科目の「一歩先」である
「文章読解力」にまで
自分の勉強を昇華させるということです。
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作者の「なぜ」を捉えた出題者の「なぜ」を読むため、文章を持って勉強をする。
出題者の「なぜ」は答えとして現れます。
これが分かるようになるのは
「答え」でも「問題」でもなく
「問題」から「答え」へのプロセスです。
式にすれば
1+1=2
の1や2を理解するのではなく
6+□≒13?
という視点を自分の中に作るということです。
これができる人とできない人では
おそらく
「大学で得られるもの」
も変わってくるでしょう。
是非、自身に「抜本的な改革」を促してください。
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明日のブログは福岡暁さんです。
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