教養としての歴史 | 東進ハイスクール調布校|東京都

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2016年 12月 21日 教養としての歴史

調布校ブログをご覧の皆さん

(サラーム)
!!سلام
 (こんにちは@ペルシア語) 

(久しぶりにペルシア語です)

12月全てのテストが終わり、開放感に包まれている平井涼真です。

(まだレポートはたくさん残っていますが…)

 

先日大学で「外交」についての講義を受けました。そこでふと思い、

今回の個人テーマは「教養としての歴史」についてお話ししたいと思います。

 

受験教科として文系及び国公立受験者が多く勉強するであろう「地歴公民」分野。

世界史・日本史に代表される分野ですが、この分野を勉強する際、ある人はこういうときがあります。

 

「歴史は暗記ゲーム」だと。

 

僕からしてみれば、

はっきりいってナンセンスです。

 

こういう人たちは、大学に入って苦労することでしょう。

なぜなら大学でのいかなる分野、また現在の国際情勢、文化論その多くで

歴史というものはとてつもなく大きな意味を持ちます。

 

例えば。歴史とは一見無関係そうに見える「経済学」「経営学」の分野。

現代経済システム研究にはかならず
「古典派経済学の変遷」「ケインズ」「新自由経済」「神の見えざる手」「リストのドイツ関税同盟」
といったキーワードによって大きく世界が広がります。これらは世界史で当然のように学習する内容です。

日本史から見ても江戸時代の循環システムや、始祖的商売構造を理解することが、
現代経済システムへの理解をさらに進めることになります。

 

自然科学分野ではどうでしょう。研究の変遷を辿っていくことで、現代の研究に大きく生かされるヒントを得ることも難しくないでしょう。

また数学においては、先人が如何に数学の論理を「式」として表したか、
またその「式」とはどのようなものだったかを知ることで、現在の式をさらに深く理解することもできるはずです。

 

さらに昨今国際化が叫ばれています。
人文科学分野においては相手を理解し、予め見ておくためのツールとしても確かに歴史はありますし、
外国人とのコミュニケーションにおいて、「自国の文化・歴史」と「他国の文化・歴史」を知っておくことはまさしく必須条件であり、
なければ会話の輪に入ることすらかなわない場合もあるのです。

 

その中で、最も歴史が有用的に生かされるのが「国際情勢への理解」です。
例えば、WWⅠとWWⅡが「あった」というだけでは、
戦後国際情勢・経済・社会・法・自然科学、また複雑に絡み合う今の国際情勢語ることはできません。

またイギリス国民投票、アメリカ大統領選挙、日露会談と、2016年は様々な歴史的出来事がありましたが、
これらが「なぜ」歴史的出来事で、
「なぜ」起こり、
「なにを」目的としているのかを理解するには、
いわゆる実利的学問と呼ばれるものだけでは不可能なのです。

 

「受験生活においては暗記だけでいい」
などと思う方もいらっしゃると思いますが、
残念ながらそれでは遅いです。

 

大学は「研究機関」です。
一年生の授業から膨大な知識・論理・理解を要求され、
4年間でそれらを修了させなければなりません。

遊びやバイト、恋愛やサークルなど、様々思い浮かべる人もいるでしょうが、
大学の本質は「研究機関」であることを忘れてはいけません。

多くが詰まった大学生活の中で、いつこのようにまとまって「基礎学問」を理解する時間が取れるでしょうか。

「研究機関」とはすなわち、基礎的教養を「応用する」ことが目的です。

 

大学から見て、この受験期間とは、

すなわち「基礎的教養の育成」を要求するものではないでしょうか。

 

…正直な話、ここまでまとまって「歴史構造」をすべてさらう勉強ができる時間は、
後にも先にもこの期間くらいでしょう。(専門化してしまうため)

歴史分野は、その多くの学問における「教養」としての機能を持ちます。

そして歴史を教養として培うには、必ずその「構造」が重要になると言えましょう。

WWⅠで言えば、「ヨーロッパの火薬庫」というキーワードのみを憶えるのではなく
なぜ「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれたのか、なぜ引き金になってしまったのかを知っているだけで、
過去や現在の事象にあてはめ、「批判的」な視点で見ることができるようになるのです。
(批判的とは必ずしも批判することではなく、ニュートラルな位置で冷静に見ることを意味します)

 

僕の考えをペラペラと長く話しましたが、
要は皆さんに「暗記ゲーム」ではなく、
「教養としての歴史」を意識して勉強してほしいということです。

 

校風もあるのでしょうが、僕が同級生と盛り上がる話には必ず国際情勢への各々の考えが混じってきます。
正直とても楽しいです。 

 

受験を控えた3年生も、これから勉強を本格化していく新高3・新高2そして新高1の皆さんも、
是非このような点を意識してみてください。

 

少なくとも「歴史を現代に応用する楽しさ」が得られるとお約束致します。

 

(今回は僕が世界史を選択したので世界史の話を主にしましたが、
このお話は日本史・政治経済・地理その他数々の地歴公民分野に言えることです)

 

今回も2000字近く書いてしまいました。長くなってすみません。
(レポート書いている感覚でした笑)

僕個人の思想・考察がふんだんに盛り込まれておりますので、咀嚼して自身のものにしてください笑

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