ラストメッセージ(天野) | 東進ハイスクール調布校|東京都

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2016年 4月 30日 ラストメッセージ(天野)

 

みなさんこんにちは.

担任助手の天野です.

 

こうしてみなさんに挨拶するのもこれが最後.

私も担任助手をやめることになりました.

 

担任助手になってから,色々な方にお世話になりました.

この場を借りてお礼を申し上げます.

本当にありがとうございました

  

一年間,ささやかながら

皆さんの後ろ姿にエールを送ってきたつもりです.

皆さんの努力を,見てきたつもりです.

皆さんが

無事合格を勝ち取ることを信じてやみません.

 

これだけ言えれば十分です.

が,ちょっと短すぎるので…

 

昨今,

「学ぶ意欲の低下」

が叫ばれています.みなさんも

「なんでこんなこと勉強するの?」

「こんなことやってなんの意味があるの?」

と思ったことがあるかもしれません.

 

これは何も誰かの責任というわけではなく

日本が豊かになったからこその現象です.

 

昔は高校,大学と進学すれば将来は約束されたも同然でした.

勉強すればするほど展望が開ける,

そこに「学ぶ意味」が介在する余地はありません.

 

しかし現代は違います.

大学進学率は60%近く,

大学に通うことが大きなアドバンテージにはならなくなりました.

「周りが行くから自分も行く」そんな社会になったからこそ

人は「学ぶ意味」を考えるようになったのです.

 

しかしながら多くの人にとって「学ぶ意味」は

「次のステージへの準備」

でしかありません.中高や大学もそう.

(それ自体が目的ではありません.) 

 

ですから人々は学校に

「知名度」や「偏差値」を求めます.

次のステージに少しでも有利に進めるように.

(第一志望の偏差値が一番高い,そんな人が多いでしょう.

そして大学についていえば,就職の良し悪しの問題がいつも

ついてまわります.)

 

いくら個性的な教育をしても,

次への展望が開けないならその大学は選ばれません.

私も自分の興味のあることをやっているが無名な大学と東大だったら

東大を選ぶと思います.選ぶしかないわけです.

 

私たちが志望校を決めるときも,

やりたいことや夢,個性は二の次になります.

あくまで優先されるのは「次のステージ」であって

この基準を満たさない大学は候補にあがりません.

 

これは一つの受験観です.

ある意味正しいと思います.

でもおそらくこれだけではありません.

 

例えば皆さんの中高6年間は 

本当に次のステージへの準備でしかないのでしょうか?

 

答えはNOでしょう.

 

期待に胸を膨らませ,

時に不安と向き合い,

友と駆け抜ける

そんなかけがえのない毎日のはずです.

 

私は受験も同じだと思います.

 

それは一つの目標を目指す瞬間であり

それは将来について考えるきっかけであり

それは自分自身と向き合う時間であり

 

ただの「準備」以上の意味があります.

  

「メエルシュトレエムに呑まれて」という小説があります.

兄弟の漁師が大渦巻きに巻き込まれます.

兄は恐怖で錯乱します.

一方の弟は絶望しながら大渦巻きを見ていると

あることに気づきます.

「球状のものは早く渦にのまれるけれど

円柱状のものは飲み込まれるのに時間がかかる.」

弟は一か八か円筒状の樽に身を委ねます.

 

結局弟だけが助かりました.

弟の髪は恐ろしさのあまり

真っ白になったと言います.

 

不安と希望は切ってもきれない関係にあります.

不安と正面から対峙した時にこそ

希望を見出せるものです. 

そしてその戦いを通じて

人は成長していくのだと思います. 

 

受験は様々な不安の連続だと思います. 

 

みなさんが受験を終えた時に

 今よりもひとまわり大きくなって

そして何より笑顔でいられることを

心から願ってやみません. 

 

 

最後に、もう一度。

今まで本当にありがとうございました!!

いつの日かまた再会できることを!!

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

 

年寄りの戯言は皆さん読み飽きたと思います.(笑

明日からは新生調布校の若々しいブログをお楽しみください.

トップバッターは

 石水担任助手

です。

 

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