国公立の試験を受ける君へ | 東進ハイスクール 調布校 大学受験の予備校・塾|東京都

東進ハイスクール 調布校 » ブログ » 国公立の試験を受ける君へ

ブログ

2023年 2月 22日 国公立の試験を受ける君へ

こんにちは東進ハイスクール担任助手一年の山崎寛人です。今日は2月22日、これを読んでくれている受験生は、ほとんどが国公立大学を受験する人だと思います。

 

丁度一年前、自分も国公立受験を目前にしてとてつもなく緊張していたと思います。なので、今の受験生の皆さんの気持ちがすごくよくわかります。

 

タイトルからもわかると思いますが、今日はそんな国公立受験生のためにメッセージ性のあるブログを書こうと思います!

 

高2以下の皆さんにも、ためになる話になるように努めますので是非最後まで読んでください!

国公立大学の特徴

「国公立大学」とは、国立大学公立大学の双方を含めた意味の言葉で、国、国立大学法人、地方公共団体や公立大学法人などによって、公共の予算から設立されている大学です。

 

一般的に、四年制の大学は上記の「国公立大学」「私立大学」の二つに分類されます。

 

国公立大学の特徴は、次の3つだと思います。

 

レベルが高い

 

やはり国公立大学というと、レベルが高いと感じる人も多いと思います。誤解を招かないように書いておくと、私立大学はレベルが低いというわけではありません。私立大学にも勿論レベルの高い大学はいくつもあります。

国公立大学は、全体的にレベルが高いです。イメージとしては、私立は「〇〇大学です」と聞いて優秀だね、ってなるのに対して国公立は「国公立を目指している」と聞いただけで優秀だね、ってなる感じだと思います。

 

1学年に共通テストを受ける受験生は約53万人、共通テストを受けない受験生も数えると、1学年の受験生は約70万人だといわれています。それに対して、日本の国公立大学の定員数は合計で9万6,000人です。

 

上記のようなレベルが高いという印象が付いているだけあって国公立大学は狭き門なのです。

 

受験科目が多い

 

受験科目が多いことも国公立大学の特徴だと思います。

学校によって様々ですが、二次試験で、理系では私立なら理科1科目なところを2科目必要だったり、文系でも入試に数学が必要だったり、文理関係なく英語の試験にリスニングがあったり科目数は国公立の方が多いです。

 

また、多くの国公立大学を受けるためには共通テストの受験が必要で、そのためだけに勉強しなければいけない科目があったりします。

 

このように、受験科目を見ると国公立の方が多い傾向にあるといえます。

 

環境、待遇がいい

 

上に二つに書いたように、入るのが難しいといわれている国公立大学ですが、もちろんその分メリットがあります。

 

まず、知っている人も多いと思いますが、国公立大学は学費が安いことが利点です。気になる人は「国公立 私立 学費の違い」などで検索してみてください。大学に4年間通うと、その差はかなり大きなものとなります。

そういった点では、国公立大学に進学することは親孝行になるといえるでしょう。

(理系だと文系より学費が高いことがあり、差額がけっこうかかります。大学院まで行くとなると6年分の差額がかかるので結構ヤヴァいです。)

 

また、勉強する環境がいいのも利点です。私立大学に比べると、生徒一人に対する教授の数が多いため、より深く勉強をすることが出来ます。

(理系だと更に研究設備が整っている、という利点もあります。)

 

ここまで頑張ってきた皆は素晴らしい!

「ここまで頑張ってきた皆は素晴らしい!」自分はそう思います。

 

上にも書いた通り、国公立を目指すことは簡単なことではありません。

 

国公立を目指そうと思った事自体勇気のある決断だったと思うし、科目が多かったり共通テストもやらなきゃで考えないといけないことが沢山あったと思いますが、そんな中諦めず努力できたことは凄いと思います!

 

人によっては、周りの友達がどんどん受験を終えていく中自分だけ勉強している、みたいな状況になっている人もいるかもしれません。それでも誘惑に負けずここまで来れた受験生の皆さんは天晴れです。

 

受験の結果は皆まだどうかわからないと思いますが、合否に関わらずここまで努力してきたことは一人の人間としての大きな成長になっていると思います。

 

これはなにも国公立受験生だけに対して言える事ではありません。

 

一年間、人によってはそれ以上の長い期間を「大学受験」という一つの事のために費やしてきたこと、長期間にわたる努力の経験はこれからの人生で必ず役立ちます。

 

担任助手という立場になって改めて感じましたが、受験生は凄いです!

 

この一年間、必死に努力をする生徒の姿を見て自分は何度も心を動かされてきました。

受験のために娯楽を制限したり、睡眠時間を削ったり、携帯を封印したりしている生徒もいました。そこまでして受験に対して努力してきた受験生はやっぱり凄い。そのすべての努力が報われてほしい、そう思っていました。

 

少し話がそれてしまいましたが、ここまで頑張ってきた皆は素晴らしい!

あとは今週の国公立入試でその努力の成果を見せるだけです!

最後に

最後になりますが、これから受験する受験生の皆さんに伝えたいことがあります。

 

自分は、受験の合格は単なる「学力」だけで決まるものではないと思っています。

確かに、模試の結果がずっとA判定で、全国トップレベルの順位を取り続けているような“圧倒的”な学力を持っている受験生ならその学力だけで合格を勝ち取って来れるでしょう。

 

しかし、実際にそのような受験生はほとんどいないと思います。多くの受験生は、受かるかどうかわからない程度のギリギリの戦いをしていると思います。

そんな受験生が最後、「合格」まで持っていくために必要なものがあります。

それは「気持ち」です。

 

これは自分の経験になりますが、自分は国公立入試の時点で学力的に余裕など全くありませんでした。(実際に得点開示をしてみたらすごくギリギリでした。)

 

ですが、そんな自分でもほかの受験生に対してこれだけは負けてなかったと自信を持って言えることがあります。

自分は、受験当日会場にいた誰よりも強い「気持ち」を持っていた自信があります。

今までのブログでも「気持ち」の大切さは何度も書いてきました。それくらい大切なことだと思っています。

 

「気持ち」「自信」とは少し違うものだと思っています。

ここでいう「自信」とは自分の学力に対する自信のことだと思ってください。

上記の通り、実際に自分は受験する時点で学力的に余裕はありませんでした。なので「自信」

を持っていたわけではありません。

だけど、絶対この大学に受かってやる!という「気持ち」だけは人一倍持っていました。

「この大学に合格してあいつを見返したい!」

「この大学に合格して絶対にこれをやるんだ!」

きっかけは何でもいいと思います。とにかく第一志望校に合格したいという強い「気持ち」をもって受験に臨むことが大切だと思うのです。

 

そのために、受験会場に行くまでに音楽を聴いてテンションをぶち上げるのも良いし、親に「絶対受かってくるわ」って言って家を出るのも良いと思います。

 

何度も言いますが、合格のギリギリの受験生が合格を勝ち取るためには「気持ち」が必要です。

「自信」は持てなくても「気持ち」だけは絶対もって受験に臨んでください!

 

最後になりますが、受験生の皆さん本当に頑張ってください!

皆さんの努力が報われることを心から願っています。

そして、合格の報告を校舎に伝えに来てくれることをお待ちしております!!

 

次のブログは木曽担任助手です!