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2020年 6月 22日 模試の復習とは
調布校ブログをご覧の皆さん、こんにちは!
今日のブログの担当は担任助手3年生の金児です。
まず皆さん、全国統一高校生テスト、お疲れさまでした!!受験生の皆さんも、高1、2生の皆さんも、今回の模試にかける思いはそれぞれあったことと思います。
今日から3日間のブログでは、模試の復習についてお話をしていきます!
1日目は模試の復習とはなにか、何のためにするのか、2、3日目は模試の復習方法について紹介していくので、この3日間のブログを読んで模試の復習をする際にぜひ活かしてほしいです。
模試とは??
まず皆さんは、模試をなぜ受験するのでしょうか。
これは模試を受験する前の話になってしまいますが、模試を受ける前には「なぜその模試を受けるのか」、「この模試を受けることで何を知りたいのか」の目的設定をしましょう。
簡単に言えば、模試のテーマを設定するということです!
「共通テスト対策の演習をしたので、その成果を測りたい」、「苦手や得意を知りたい」、こんな感じで大丈夫です。
このテーマ設定をしないで模試を受けると、なんとなくできたな、できなかったな、と一喜一憂して終わってしまいます!!成績帳票を見る際にも、模試の復習をする際にも、得点だけに目がいってしまい、模試をうまく活用することができなくなってしまうのです。
このように、模試とは、の定義は目的によって人それぞれ異なると思いますが、私は「効果測定」の意味合いが強いと思っています。
それまでの勉強の成果を測るということです。東進生であれば2ヶ月に一度は共通テストレベルの模試があるので、2ヶ月分の学習の成果を試しに測ってみて、模試の結果を見て次の学習方針を決めていますよね!
そのため、模試とは2ヶ月ごとに継続的に受験して、勉強の成果を測りながら方針決定をしていくためのものなのです。
模試の復習をする前に
次に、模試の復習とは一体なぜ必要なのでしょうか。
復習をしないといけないことは、なんとなく分かっていて学校でも言われていると思います。
模試とは効果測定だという話をしましたが、模試の復習は、勉強の成果を詳しく理解するために必要なものです。この項では、模試の復習をする前に必要な準備について紹介します!
模試の成績が返ってくると、思ったよりできた、できなかった、得点が上がった、下がったなどの話を生徒からよく聞きますが、重要なことは「なぜ、できたのか、できなかったのか」、そして「どこがどう分かっていないのか」ということです。
できたと思った科目、分野はなぜできたのでしょうか。
対策をしていたのなら、その対策の仕方が良かった、あるいは自分に合っていたのだと分かりますね。
対策をしていなかったのなら、今回たまたまできていただけかもしれません。本当に対策しなくていいのかを、同じレベルの問題を複数解いてみて調べた方がいいですね。
そして、できなかったと思った科目、分野はなぜできなかったのでしょう。
対策をしていたのなら、対策の仕方が良くなかったのかもしれません。どこがどう分かっていなくて、どうやって対策していったらいいのかを一緒に相談しましょう!
対策をしていなかったのなら、模試の結果を見て、まずはどこがどう分かっていないのか、自分はどこが苦手なのかを理解しましょう。
この時に大切なことは、間違えた原因の分析、分類です。
「計算ミスでした」、「ケアレスミスでした」という言葉をよく聞きますが、そこまでで終わってしまうとそのミスは今後も減りません!!そのミスを減らすためにはどういう工夫ができるのかを考えてみてください。問題用紙のスペースの仕方、計算の仕方、書き方、たくさん改善点が見つかるはずです!
模試の復習とは??
ここまで話したことを模試の成績帳票を見ながら考えることができたら、やっと模試の復習に入れます。
これは若干志望校や人によって差がありますが、皆さんは模試の問題全てを今の時点で解けるようになる必要はないと思います。模試のテーマ設定をしていると思うので、今必要だと思う部分を重点的に復習すればよいです。(これについてはパターンが多すぎて書くと長くなってしまうので、担任助手に相談してください。)
まず絶対に覚えておいてほしいのですが、模試の復習を一度きりで終わりにしないでください!!
間違えた問題の解きなおしをすることで、自分が理解できていないのはどこなのかを知ることができます。さらに、解きなおしをしながらどうやって考えるのか、どうやって解くのかをインプットしなおしていくことができます。
しかし、これは一度きりの復習では身に付きません。模試の復習は、模試を受けた当日or翌日→1週間後→1か月後くらいのペースではやってほしいです。
継続的に解きなおしをすることで、記憶をより定着させることができるからです。めんどくさいと思うかもしれませんが、復習をしないで2か月後の模試で同じ問題を間違えるよりはいいと思いませんか??
また、できなかった問題を解きなおすときには、①時間内に触れられなかった問題、②時間があって触れられたが解けなかった問題、に分類してください。
①はいきなり解答を見ずに、まずは時間無制限で解いてみましょう。時間があったら解けるものなら、時間配分やスピードを工夫すればいいですよね!
②は教科書や模試の解答を見て、自分がどこでつまづいているのかを調べていきます。この時に、普段使っている教科書や問題集を使って、今まで自分が解いたことのある問題、知っているものに結び付けていってほしいです。
そうすることで、知っているもの、解いたことのあるものと実際の問題が結びついて、他の類似問題にも応用できるからです。
中途半端に復習についても話してしまいましたが、具体的な復習方法についてはこのあとの2日間のブログで紹介をしていきます!!
長くなってしまいましたが、このブログを見て少しでも模試をうまく活用できるようになってくれたら嬉しいです!
次回の担当は遠藤担任助手です!