夏休みブログリレー第26走 ~少しの興味を大切に~ | 東進ハイスクール 調布校 大学受験の予備校・塾|東京都

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2023年 8月 28日 夏休みブログリレー第26走 ~少しの興味を大切に~

調布校ブログをご覧の皆様、こんにちは!担任助手4年の丹羽です。
もう間もなく夏休みも終了。夏休みの課題の追い込み、部活や学校行事の準備等、忙しい中でこのブログを開いてくださりありがとうございます!!

本日は皆さんの興味について、大学で何を学びたいのか目的を持つことの大切さについてのブログです。

少し一息、自分自身について考える時間になればと思います!

やりたいこと探しって大変?

個人的な意見としてはNoです。決めきることは難しくても探すことは出来ますし、自分自身が高校生の時には何度か志望学部の変更がありましたが、軸には○○に興味がある・面白そうという理由があったからです。

その一方で、担任助手として夢の話や大学学部学部選びの話をすると、やりたいことは特にないけれど~という声を耳にします。理系の進路と比べて大学での学びとその先の道との結びつきが弱いというのもあるかと思いますがとりわけ文系選択の人に多い印象ですね。

ここで問題なのは、やりたいこと・興味が分からないからどうにでも転べる文系、○○(科目)が苦手だから文系/理系という理由の人のほとんどが「興味が分からない」で思考が停止していることです。

そもそも職業や学問をほとんど知らないにもかかわらず、興味を持とう!というのは難しいですよね。だとすれば、徹底的に調べて悩む必要があるのではないでしょうか。

私自身まだまだですが、今までほとんどの時間を「学校」というひとつのコミュニティの中で過ごしている皆さんが見ることが出来る世界は狭いです。その壁を自ら越えて世界を広げるためにも、一般開放されている講演会やイベントやオープンキャンパスなどでの模擬講義、東進ハイスクール主催のイベントに積極的になることが一つですよ!!

また、手っ取り早く自分の興味の方向性を知るには自分のSNSを分析してみるのも良いのではと思います。
エコーチェンバー現象というのをご存じですか?ソーシャルメディアを利用する際に、自分の興味関心にしたがってユーザーをフォローする結果、自分と似た意見ばかり集まってしまう状況のことです。これによって自分と類似した考え方や価値観を目にする機会が増えているはずですし、これを分析することで自分の好みが見えてくると思います。
情報の偏りと警鐘を鳴らされるこの現象さえも自己分析のツールとして使っちゃいましょう!!

大学入学後に見つければいい?

大学探しを始めてみると受験時ではなく、大学入学後にじっくり進路を決めるLate Specialization(遅い専門化)のシステムを取り入れている大学も多くあります。このような大学に入学した場合は入学後の1~2年間で幅広く学問領域に触れたうえで、進級時に所属学部・学科・コースなどを決定することになるので確かに高校生のうちに決める必要は無いかもしれません。

例えば、私が通う早稲田大学文化構想学部も2年次からコースに分かれて専門課程に進む「1・3制」を導入していて、受験時に専門・学科を決めておく必要はありません。しかし、入学後、コース選択の希望は1年次の成績順で通ります。

はい。これがどういうことか分かりますか?

まず前提として、大学では高校までのように100%決まった時間割を与えられることはありません。たくさんの講義の中から自分が受講したいものを選び時間割を組んでいきます。自分の意思で選んだ授業での試験結果やレポートを基に受講生の中で相対的に成績が付けられるのです。

受講生の中で相対的な評価をされるということは、その講義に対してどれだけ熱意を持って取り組むことが出来たかに左右されますよね。そして、早かれ遅かれ決めた志望コースに確実に進むためにはそこでの成績が求められる。

すでに自分の興味の方向性が分かった状態で関心のある講義を選び受講してきた人と、とりあえず単位を取るために楽に単位が取れる授業や自分が興味のある分野かもわからない授業を選んだ人。どちらの方が熱意を持って授業に取り組めるでしょうか?

(途中で興味がない事に気が付いたにも関らず受講し続けたり、数千字のレポートを書くってなかなか大変ですよ、、、。)

ということで、個人的にはLate Specializationシステムを取り入れた大学を選ぶことを自分の興味・関心が分からないことの逃げ道にしないで欲しいと思います。シンプルに18年間で見つからなかった興味と大学入学後1年で巡り合える可能性も高くはないでしょうし…。

せっかく自分で授業を選べるからには自分の興味に関連した講義を受講して、楽しく学び、良い成績もゲットしましょう!!

 

ここまで、自分の興味を知ることの大切さについてお伝えしてきました。

現時点で大学で何を学びたいのかが分からないことは悪いことだとは思いません。ただし、分からないで終わりにせず「身近な気になる」を大切に自分の興味を引き出していって欲しいと思います。

私は日常の中で気になったことは今も携帯のメモ帳に記録しています。小さなひっかかりはすぐに忘れちゃうので…。(笑)
ちりも積もれば山となる、大学ではゼミ生との共同研究のテーマや個人の卒業論文テーマ決め、さらには就職活動においても役立ちました!!
ここで書くと長くなるので気になる人は校舎でお声がけください。(笑)

最後まで読んでいただきありがとうございました。明日は遠藤担任助手です!!お見逃しなく!!