科目別勉強のすゝめ〜共通テスト数学編〜 | 東進ハイスクール 調布校 大学受験の予備校・塾|東京都

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2023年 7月 12日 科目別勉強のすゝめ〜共通テスト数学編〜

調布校ブログをご覧のみなさん、こんにちは!

調布校担任助手2年の村瀬優奈です!

 

さて、今回も前回に引き続き、科目別勉強法のすすめの第4回、共通テスト数学編です。

 

科目について

共通テストの数学は、数学①と数学②の二つに分けられていて、どちらも二日目に実施されます。

数学①が、数学ⅠA、数学②が数学ⅡBにあたります。

新課程となる2025年以降では、数学①が数学ⅠA、数学②が数学ⅡBⅢとなります。

今回は、2024年共通テストに限ってお話します。

 

 

試験時間は、数学①が70分、数学②が60分です。

配点はどちらも100点ずつです。

 

私立理系もしくは国公立大学であれば、数学②まで必要な学校がほとんどなので多くの人が数学の過去問に取り掛かり始めていると思います!

 

 

解き方

数学の共通テストの特徴として挙げられるのが、選択問題があることです。

英語や国語は全員がすべての問題を解きますが、数学は、必須の問題のほかに選択問題があります。

共通テストを受けるほとんどの人が知っていると思いますが、実はこのことがすごく重要なのです!

 

数学は、数学①も数学②も大問1、2が全員解答、3、4、5は3題中2題自分で選択する選択問題です。

何を解くかがカギとなってきます。

ここで、各大問がどの単元にあたるのかを振り返りましょう!

 

数学①

大問1 → 数と式、図形と計量

大問2 →2次関数、データの分析

大問3 → 場合の数と確率

大問4 → 整数の性質

大問5 → 図形の性質

 

数学②

大問1 → 三角関数、図形と方程式、指数関数・対数関数

大問2 →微分法と積分法

大問3 → 確率分布と統計的な推測

大問4 → 数列

大問5 → ベクトル

 

このうち、数学②大問3の確率分布と統計的な推測は、一般的な高校では取り扱わないため、数学②はほとんどの人が大問4と大問5を選択すると思います。

しかし、数学①は人それぞれです。

皆さんはどのように解く問題を決めていますか?

すでに解く単元を決めている人も、その場で問題を読んでから決める人もいると思います。

 

これは人によってさまざまでよいと思います

しかし、私はあらかじめ単元を決めておくことをおすすめします!

なぜなら、大問3つ分も問題を読むのはかなり時間を消費してしまうからです。

共通テストはかなりタイトな時間設定です。

全てを解き切るためには無駄な時間を作らないことが何よりも大切です。

 

そのためにあらかじめ解く大問を決めて必要な箇所だけ問題を解くよう意識しましょう!

 

また、先ほども言った通り、数学の共通テストはかなり時間がタイトです。

ではどうすればよいでしょうか?

 

共通テストの形式と時間配分に慣れることです!!

 

共通テストは穴埋め形式で導出過程を聞いてきたり、会話形式で問いてきたりと学校の定期テストで出るような問題とは全く異なります。

そのため、いかに早く共通テストの出題形式に慣れるかが重要です!

そのためにすることは過去問を解くことです

 

皆さんはなぜ過去問を夏から解き始めるかきちんと理解できていますか?

いくつかありますが、その一つが早く形式に慣れるためです

共通テストで求められるレベルの公式が頭に入っていれば、あとやることは実践のみです。

すなわち、過去問をやるのみなのです!

また、共通テスト形式に慣れてしまえば時間配分も上手になれます!

 

過去問の復習方法

さて、過去問の重要性が分かったところで、過去問の解き方、復習方法が分からなければあまり意味をなさないでしょう。

皆さんはどのように復習していますか?

夏で共通テストと二次試験を進めないといけないから時間がなくて復習まで手が回らない」という人も多いと思います。

 

全ての問題を解き直す時間はあまりとれないと思います。

一回一回の復習に時間をかけた結果過去問が1,2年しか進まないよりも、復習を適度にして、過去問を進めることに時間を使って8年分進める事のほうが重要だと私は思っています。

 

まずは1,2年程度解いてみて、解けなかった箇所がなぜ間違えたのか、なぜ解けなかったのかを分析してみてください。

 

その単元が苦手なのか、知識が定着していないのか、演習が足りないのか、出題形式に慣れていないのか、時間配分がうまくいっていないのか、理由は様々ですが、知識が定着していない場合と、出題形式や時間配分に慣れていない場合ではやるべきことが異なります。

 

何をすればいいか何もわからないのであれば、知識が定着していない

式は出てくるのに途中で詰まってしまうのであれば、演習不足、

解くことはできるのにこの穴埋め形式だとわからないのであれば、出題形式に慣れていない

時間があれば9割以上取れるはずなのに時間切れで途中で終わってしまったのであれば、時間配分に慣れていない、うまくいっていない

などのように、自分なりに分析してください。

 

 

その問題が解けるようになることも大事ですが、それよりも今自分の足りないものが何かのほうが圧倒的に重要です。

 

問題を解けるようになるまで復習する時間がないのであれば、なぜ解けなかったのかを分析するだけでも丁寧に行ってください!!

 

分析ができたら、次は何をすればいいでしょうか?2つに場合分けしてお伝えします!!

⑴知識が定着していない、演習が足りない場合

まずは、教科書レベルに立ち戻り、自分が理解できているところと曖昧な理解で止まっているところに分けてみましょう。

 

自分が理解できているところは、問題集を使い、演習をしましょう。思ったより問題が解けなかったら、理解があまりできていないことになります。

理解できていればあとは演習量の問題なので、この夏で演習量を上げましょう!!

 

曖昧な理解で止まっているところは、もう一度教科書を読み返したり、受講を見直したりして、どうしてその過程で解くことができるのか、ということまで理解できるようにしましょう!

それができたら、教科書付属の問題から始め、少しずつ難易度を上げて演習を積みましょう!

 

この繰り返しをして、知識を定着させましょう!

 

⑵出題形式や時間配分に慣れていない場合

共通テストで求められる基礎の部分は身についているので、あとはひたすら過去問を解き進めましょう!

 

 

このように都度自己分析することがとても重要です。これは、数学以外の科目でも同じことが言えるでしょう。部活動でこのようなことをしていた人も多いと思います。

ぜひ自己分析をすぐする癖をつけて共通テストを攻略してください!

夏に入り、残り受験も半年ほどになってきました。

焦ってくる人も出てくるとは思いますが、焦っても何ももたらさないので、今やるべき目の前のことだけに向き合い、今の最善を尽くしてください。その姿勢が必ず成長をもたらしてくれます

ぜひ最後まで最善を尽くしてください!

 

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